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::: 金曜プレステージ ::: ミステリー・ドラマ ::: ★★☆☆☆

::: 浅見光彦シリーズ31 ::: 2008年05月02日 放送

光彦(中村俊介)は甲州裏街道の埋蔵金伝説を探るため東京・青梅へ向かう梅ヶ谷峠で、虚無僧姿の死体の実況見分に遭遇する。
死体の右手にはシャクナゲの花が握られていた。
被害者は虚無僧研究会に入っている栄三(柴田林太郎)。
後頭部を鈍器で殴られ、背後から両手で首を絞められた窒息死だ。
そして死体の右手にはシャクナゲの花が握られていたという。
警察の調べによると現場付近で争った形跡はなく、足跡もない。
犯人は車で死体を運んで道路脇から放り投げるように遺棄したらしい。
そんな中、光彦は、尺八の練習に励んでいた栄三が、ある時から急に「滝落之曲」という曲を吹かなくなったと知る。
光彦はその曲が連想されたという滝へ栄三の孫の記子(宮地真緒)とともに向かう。




浅見光彦シリーズ第31弾です。
2時間ドラマとしての浅見光彦シリーズは、粗方、優れていて面白い作品は、制作され尽くしてしまい、未制作なものとしては、ドラマ化しづらい作品がほとんどである。
時代錯誤に古臭いものから、華がなく極端に地味な作品ばかりなのだろう。
また、多作家の長所でもあり、短所なのですが、物語のバリエーションは違うが、根幹は同じというコピーとも思えるやっつけ仕事的な作品が増えていき、浅見光彦シリーズの初期に比べて、原作の質もガタ落ちになっているのが現状。
それがわかっているだけに、あまり期待をしていなかった。
しかし、その期待の無さに反して、以外とストーリーとしては良かった。


江戸時代、金山奉行だった大久保長安に、謀反があったとして徳川家康は大久保家の財産を没収し、長安の子供達に切腹を命じたという歴史的な事件があった。
長安は金山の統轄を任されるほど家康に信頼を受けていたが、晩年、鉱山からの金採掘量が低下したことで、長安が密かに金を隠匿してたのではないかと、家康に疑いを持たれことが謀反の理由であるとされている。
実際は、金山の鉱脈を背景に、強大になりつつあった大久保家を牽制する狙いがあったとか、説はさまざま。

今回の浅見ちゃんは、藤田編集長の依頼で、大久保長安が利用したとされる金の輸送ルート “甲州裏街道” に隠された埋蔵金伝説という眉唾ものの取材をする中、虚無僧が殺害され、遺棄された現場に遭遇し、例のごとく事件に首を突っ込むという話。
埋蔵金伝説という歴史ミステリーと、浅見ちゃんが遭遇する殺人事件の2本立て。
今回の被害者は、虚無僧姿のおっさんなのですが、これが物語りとしては地味過ぎですよね。(´ー`)┌
大体にして、虚無僧って何? ってところから入らないといけないわけで。。。
わたくしにしても、虚無僧のスタイル(黒衣に天蓋かぶって、尺八吹いてる)くらいしか知らない。
それだけでなく、全体的に盛り上がりとか、見せ場みたいな展開も無く、観てるのがつらいほど退屈。
評価すべき点としては、大久保長安事件の背景とダブらせた形で、虚無僧殺害事件をリンクさせる手腕は、さすがは内田康夫、上手いですね。
また、虚無僧姿を利用した人物の入れ替えトリックなど、2時間サスペンスとしては良く出来たほうじゃないかと思う。
ただ、相変わらず、犯人当てに関しては、完全に視聴者をなめているとしか思えない。(´ー`)┌
バレバレもいいところ。
映像化で頭を悩ますのが、犯人のキャスティングなのだが、フジTVでは、もはや諦めの境地なんですね。(笑)




今回は、作品の内容というよりは、浅見光彦シリーズとして日頃思っていた事を書いておきたい。
前回、お正月に3本も立て続けに放送したので、秋口まで無いだろうとふんでいたのですが、フジTVとしては、どうしてもTV朝日で絶好調な 『相棒』(劇場版) の足を引っ張りたいらしいです。
キムタク主演の 『HERO』(劇場版) が興業として大失敗に終わっただけに、相当悔しいようだ。(´ー`)┌
『相棒』 が映画公開に合わせて、宣伝としてTVドラマの再放送を放映している時間帯めがけて、フジでは高視聴率なこの浅見光彦シリーズ(榎木・光彦版)をぶつけ、さらに新作(「喪われた道」)まで放送して、少しでも映画館に足を運ばせまいというセコイ作戦なのだろう。。。(笑)
こんなくだらない作戦ばっか練ってるせいで、肝心のドラマ制作が手抜きもいいとこだ。(´ー`)┌

内田康夫原作の浅見光彦シリーズは、原作は当然ながら、読売TV(火曜サスペンス劇場)で放送していた、水谷豊主演の浅見光彦シリーズからずっと観ているほど好きな作品でもある。
TBSでも、フジでも光彦役の代替わりをしてまでも続いている人気の2時間ドラマですが、フジの場合、榎木・光彦版のドラマはとてもよく出来ていたと記憶しているのだが、中村・光彦版にチェンジしてから、ドラマの質がガクっと落ちた。
お正月の特番では、原作者の内田康夫自身が出演するなど、内田センセが最も支持しているのがフジTVバージョンなのだと伺える。
しかし、ドラマ制作のクオリティという点では、構成や演出、脚本どれをとってもひどすぎです。
シーンとシーンの間を脈絡もなく強引につないでしまう無茶ぶりから、ど素人の旅館の女将にセリフまで与え、ど下手な演技を垂れ流させる失笑ぶり。
取調室から見えた窓の外には、明らかに写真とわかるパネルが張られている安すぎるセット。
とにかく何から何まで手抜き感が拭えない。
完全にフジ側の都合で仕切られており、視聴者の事など何も考えていない。
主人公を演じる中村俊介のセリフも、証言者から発せられたキーポイントとなるような言葉を 『〜ですか。。。』 と意味ありげに繰り返すバカっぽいセリフ回し。

中でも1番気になるというか、謎なのが、お手伝いの須見ちゃんだ。
須見ちゃんというのは、浅見家に仕える(笑)お手伝いの独身女性で、原作では浅見ちゃんに恋する乙女でもある。(笑)
大概は、電話の取次ぎというシーンで登場してくるだけの端役もいいところなのですが、フジバーションの須見ちゃんの出番は異様に多い。
浅見家のリビングには、必ずといっていいほど、お茶を配るシーンで居座っている。
居座るどころか、セリフまでしっかりある。
物語として、浅見ちゃんに推理のヒントでも与える役なのかと思いきや、全くもって何もしない。
ただ、茶を配り、浅見家の人間と平塚亭の団子を食い、団欒するだけの存在なのだ。(´ー`)┌
っていうか、お茶を出している姿しか見ない。
お手伝いなんだから、もっと仕事はあるはずだし、忙しくてお茶してる暇なんぞないだろうにと思う。
そんな端役に、何故、セリフまであり、しっかりとアップでTVに映る必要性があるのか?
そう考えると、この須見ちゃん役の女性は、フジTV関係者のコネ出演ということか?
きっと、須見ちゃん役の女性は女優ではないだろう。
須見ちゃん役しかTVで見たことがない、そんな役者を女優と呼ぶにはおこがましいことこの上ない。
こんな無駄な人件費に金をかけられるんだったら、もっとマシなドラマになっていると思うのだが。。。


視聴者にとっては、違和感ありすぎのフジバージョンの浅見光彦シリーズ。
違和感の原因は、やはり、視聴者徹底無視の制作にある。
そこが、 『相棒』 との違い。
そんなことにも気づかずに、フジは、今日も他局の足を引っ張ることに余念が無い。(´ー`)┌












※ これ以降ネタバレしてます。





























被害者のおっさんのお通夜のシーンで、岡倉(中山仁)が登場した時点で、犯人決定というなんとも虚しい犯人当てである。(笑)
しかも、岡倉のお付の男(息子)が実行犯なんだろうと。。。
何ですか!? あのわたしが犯人ですと言わんばかりの怪しい演技は。。。(´ー`)┌
役者を責めるのは酷というもの、あんな幼稚な演出しかさせられない演出家に、監督の責任は重大。
そして、犯人像のパターンの少なさも問題。
原作で、最も多い犯人像といっても過言ではない。
他に実行犯に暴力団が絡んできたり、黒幕としては政治家や官僚という組み合わせも多いですね。

今回の虚無僧殺害事件ですが、どう考えても浅見ちゃんの出る幕は無い事件でしかない。
虚無僧が握っていた石楠花の花びらの調査、虚無僧の身元が判明しているのだから、殺害されるまでの足取りを追えば、簡単に岡倉まで辿り着ける。
この場合、人海戦術に長けた警察の十八番といってもいい捜査なわけだ。
それなのに、たった1人の浅見ちゃんの方が、調べが早いってどう考えても有り得ない。(´ー`)┌
また、虚無僧姿を利用した人物の入れ替えトリックや、盟約に書かれていた暗号(謎の数字)にしても、謎とするにはバカでもわかるだろうと思えるもので、まがりなりにも推理もののシナリオとするには図々しいと言うほかない。
そんな滑稽な謎を真剣に悩む登場人物達。。。バカバカしいったらありゃしない。(笑)


初期の作品の浅見シリーズでは、警察という組織では太刀打ちできないような視点や、発想を持つ浅見ちゃんが殺人事件で活かされていたからこそ、名探偵として名を馳せたわけですし、ミステリーとしても面白かった。
近年の作品では、ただ、兄貴(刑事局長)の威光を借りて探偵ゴッコに興じるボンボンにしかみえないので残念。










(  ゚_ゝ゚) { 『人間の心には喪ってはならないものがある。』 浅見ちゃんは偉そうな事言ってますが、推理で追い詰めて3人も殺してます。(笑)







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::: 月曜ゴールデン ::: ミステリー・ドラマ ::: ★☆☆☆☆

ベストセラー作家・内田康夫原作の人気シリーズ。
ルポライターの浅見光彦が大分で起きた利権絡みの連続殺人事件の謎を追う。

::: 浅見光彦シリーズ25 ::: 2008年04月07日 放送

周防灘に浮かぶ大分県の姫島を取材で訪れたルポライターの光彦(沢村一樹)は宿の家族と親しくなる。
宿の娘、朝子(浅見れいな)に思いを寄せる優貴雄(俊藤光利)は光彦と朝子の関係を誤解。
優貴雄は朝子との結婚を認めなければ大阪時代のことを皆に話すと、朝子の父親の大志(小野武彦)を脅しにかかる。
数日後、東京に戻った光彦のもとを、大志と妻の芳江(岩本多代)が訪ねてくる。
2人は光彦に朝子と結婚してほしいと頼む。
そんな中、優貴雄が他殺体で発見されたという知らせが入った。
さらに、姫島の利権の取材を光彦に勧めていた仕事仲間の浦本(宮川一朗太)も同島で水死体となって発見される。
光彦は1人残された浦本の娘と大分に向かい、謎の多い連続殺人事件に挑む。




ひどいというか、あきれる設定と展開の2時間でした。
『姫島殺人事件』 は原作では未読だったので楽しみにしていたのですが。。。残念。


キャスティングとしては、怪しげな連中をこれでもかってくらいに起用していたのですが、ミスリードは完全なる失敗に終わる。
前半の早い時期にこいつが犯人しかいないと確信するような映像観ちゃったもんだからガックリ。
ガックリというか、何故? WHY? という疑問と共に、有り得ない映像だったので大爆笑でしたけど。'`,、('∀`) '`,、
ただ、珍しく浅見ちゃんが推理をはずすという意外な展開にはびっくらこきました。
番組表で、 “光彦まさかの推理ミス!?” という文句を後日観た時には、思わず笑っちゃいました。










※ これ以降ネタバレしてます。





























内田作品の場合、好印象であるヒロインの両親は怪しくとも犯人でないというセオリーがあるので、彼らが犯罪に関わっている可能性はあるのだろうが、実行犯ではないと端からふんでいた。
1番怪しかったのは、いの一番で、属家のご隠居だった。
しかしながら体が不自由そうなので、若く健康な男性を殺害可能か微妙でした。
なので、実行犯は、長女の入り婿が代議士やらヤクザを利用しての利権目的による犯行かもしれん。
取り合えずそんな予想をしていたのだが、庭にいたご隠居を映した映像で大爆笑。
だって、わたしが殺りましたと自供しているような映像だったから。
な、なんとご隠居は金属バットを杖代わりに(しかも低すぎてかなり無理がある)、使用していた映像をチラッと観てしまった。
さすがに最初は見間違いだろうと思ったのだが、これがリアルタイムで観ていたら見逃したかもしれないが、運良く録画で観ていたこともあり、どうにも気になったので再度確認したら、やはり金属バットだった。(笑)
代々網元の家系であり、経済的にはとっても裕福な家の老人の杖が金属バットなんてあり得ん。'`,、('∀`) '`,、
強引過ぎないか?
まだ、このじぃさんが元野球監督だったとかいうならわからなくもないが。
こんなひどい設定するドラマは久しぶりに観たよ。。。
これで、実行犯はご隠居に決定だね。(´ー`)┌


老い先短い老人が犯人というパターンは内田ミステリーではよくある。
最初に属家のご隠居をマークしたのもそのせいだ。
ついでに、ヒロインが本当の両親の子供でないというパターンもね。。。
内田センセは多作家で有名ですが、中身は似たり寄ったりが多いので、意表をつくようなどんでん返しがないと、犯人当てという点においては実にわかりやすいですね。








(  ゚_ゝ゚) { 『許しませんよ。』 いつになく燃えている浅見ちゃんでした。









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::: 金曜プレステージ ::: ミステリー・ドラマ ::: ★★☆☆☆

ルポライターの浅見光彦が日本各地で遭遇した殺人事件の真相に迫るミステリーを3部作で送る第3弾。
ルポライターの浅見光彦が、能の名家をめぐって起きた事件の真相を探る。

::: 浅見光彦シリーズ30 ::: 2008年01月25日 放送

能の名家である水上流の跡継ぎだった和春の七回忌の追善能に母親の雪江(野際陽子)とともに参加した光彦(中村俊介)。
光彦の亡き父が水上流の宗家、和憲(神山繁)と関係があってのことだが、雪江らはひそかに和憲の孫、秀美(田中美里)と光彦の見合いをもくろんでいた。
そんな中、能の舞台中に和憲のもう一人の孫、和鷹(東根作寿英)が急死する。
その直後、和憲自身も行方不明になる。
一方、東京・新宿の高層ビル街で男性が不審死した。
被害者の遺留品の持ち主が和憲であることが判明したことから、光彦は2つの事件の関連性に迫る。




浅見伝説三部作第三弾です。
ここにきてようやっと評価がマシになってきた。
内田先生の自信作なだけあって、よく出来た作品に思う。
星3つでも良いかと思えるが、個人的にはミステリーとしての部分がいま一つ説得力に欠けたことが凡作どまりになってしまった。

本作は浅見光彦シリーズの中でも、正真正銘の “伝説”シリーズ として個人的にも評価が高い作品であり、能の世界をテーマに、現在の能を大成させた世阿弥とその息子の人生などを、物語りに上手に取り入れている点が素晴らしい。

しかしながら、わたくしは原作でも4回くらい再読しているし、映画やドラマ化でも拝見してきましたが、恐ろしい事に、犯人が誰だったかとか、誰が殺されたかとか、ずいぶん忘れていました。(笑)
何回読んでも、何回観ても、何度も楽しめてしまう自分が情けない。。。(´ー`)┌


本編とは関係ないですが、今回浅見ちゃん(中村俊介)が着ていたコートが良かったですね。
キャメルとブラックの両方、同じブランドのデザインのように思えましたが、女性でもかわいく着こなせそうで欲しい。。。











※ これ以降ネタバレしてます。



























天河伝説で特筆したいのが、能を体系づけた世阿弥とその息子の生涯を、水上家にオーバーラップさせている点。
世阿弥の息子、元雅は世襲争いで毒殺されたという説もあり、まさに伝説ミステリーにふさわしい。
こんなちょっとした史実を元に、現代を舞台にしたミステリー小説として作り上げてしまう手腕はさすがというほかない。


伝説や歴史を語らせたら非常に上手なのですが、これが殺人事件となるとまた別の話なんですよね。
なんというか、むやみに人が死にすぎですよね。。。
しかも、明確な意志を持って殺害に及んだのがたったの1人。
後は、自殺が2人。
連続殺人のようで、そうでない。。。なんともしまらない展開ですよ。


能面の内側に毒を塗っておいたものが、時を経て、まわりまわって自分の息子がつけて死ぬことになるという設定や、一見、水上家とは関係のない男が、水上家を示す鈴を持って毒殺されるという設定も、ミステリーにとって重要な “意外性” のあるアイデアでとても良い。
とても良いのだが、水上家を恐喝していた男の背景が、犯人の独白だけで成り立っているのがもったいない気がする。

ですが、この事件てよくよく考えると、全て、犯人たちの自供のみで解決している点がとても気になる。
恐喝者を毒殺した高崎に関して言えば、能にしろ、歌舞伎にしろ、男子のあととりを必要としている家柄では、外の女性に子供を産ませるという慣習は、昔からあった公然の事実であり、それに対しての恐喝行為は得策どころかメリットもない。
ましてや、高崎はあととりは男子であるべきと強く主張していただけに、和鷹を宗家にする事に賛成はしても、異論はないはず。
そうなると、恐喝者を殺害する理由がない。
この恐喝者に来れられて困る、迷惑なのが、和春の妻(秀美の母親)だと思うし、実際、恐喝者を毒殺したのは、彼女かもしれない。
彼女をかばうために高崎が身代わりになったという想像も可能。
また、宗家の自殺に関しても、和鷹が毒殺されたことは全て自分に非があるとして、責任を取ったわけですが、これも考えようによっては、どうしても秀美にあとを継がせたくなった宗家が、わざと毒が塗られている面を和鷹に渡して、事故を装い殺害したように思えてならない。
というのも、日本の伝統芸能を守るべく宗家は、国宝ともいえるような大切な面に、ちょっとでも異変がないか、必ずチェックしてると思うんですよね。
その道の一流のプロは道具に拘るし、メンテナンスにも金をかけるし、大切にするのは当然。
そういう観点からしても、毒が塗られていることに宗家は気付いていたのかもしれない。
秀美さえ宗家にさせてしまえば、後は自分がどうなろうとどうでもよかったと、そういう意味での自殺と考えることも出来る。

ドラマでは、こんな身も蓋もないバッド・エンドではなかったですが。。。(´ー`)┌
それにしても、和鷹が不憫でなりませんね。


笑っちゃったのが、高崎さんのモモヒキ姿での能の舞いですかね。。。
日光に出没する日本猿っぽいから、妙に笑えるんですよ。
浅見ちゃんに真相を追究されて、自供した後も、いきなりススキを手に舞いを始め、踊りながら逃げちゃうし。。。'`,、('∀`) '`,、
なんなんですかね、あの演出。
踊りでごまかそうとしても、普通、逃がしませんよ。。。
浅見ちゃんはいつものごとく、犯人をわざと見逃して、自殺させちゃいますがね。(´ー`)┌
あのエンディングはいつ観てもひどいよ。(´ー`)┌
それと、今回はいつもは東京にいる浅見ちゃんの兄(陽一郎)が、天河まで出張していた。
その理由っていうのが、 “全国本部長会議” に出席する為って、どんな会議なんだよと大爆笑。
そういえば、原作者の内田先生は第二弾に引き続き、能の観客としてチラっと登場していましたね。








(  ゚_ゝ゚) { 『僕はみにくいあひるの子なんだ。』 いい歳して、メルヘンな発言ですね。。。







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::: 金曜プレステージ ::: ミステリー・ドラマ ::: ★☆☆☆☆

ルポライターの浅見光彦が日本各地で遭遇した殺人事件の真相に迫るミステリーを3部作で送る第2弾。
和歌山で起きた事件の真相に浅見光彦が迫る。

::: 浅見光彦シリーズ29 ::: 2008年01月18日 放送

ルポライターの光彦(中村俊介)は、作家の内田(伊東四朗)から和歌山へ行ってほしいと頼まれる。
内田の親友で大学教授の松岡(夏八木勲)のゼミの学生が「補陀落渡海」を計画しているので中止するよう説得してほしいというのだ。
補陀落渡海とは、人間を棺おけのような小舟に乗せて沖合はるかに流し、南紀の熊野・那智から海を渡れば補陀落という理想郷へ行けるという考え。
執筆で忙しい内田の代わりに光彦は編集長の藤田(小倉久寛)とともに和歌山へ向かう。
ところが、松岡の研究室で助手を務める岳野(塩野谷正幸)の妻、マキ(野村五十鈴)が遺体で発見される事件が起こる。




浅見伝説三部作第二弾です。
前回に引き続き、特別企画なのにむごい仕上がりだった。(笑)
原作者本人も登場するサービスシーン(?)もあったのですが、とてもじゃないが納得できる内容ではなかった。。。

笑ったのが、軽井沢のセンセこと浅見シリーズで登場する内田康夫役のキャスティング。
伊東四朗が演じていたのだが、原作の通りのイメージだった。
見事なまでにマッチした役でした。









※ これ以降ネタバレしてます。


























気になった点を洗い出してみよう。


・2時間もののミステリーでありながら、前半はほとんど 『いい旅夢気分』 のような旅番組のような展開。

・死体の発見者となった浅見と藤田編集長が、警官に発見時の状況を説明しているだけなのだが、何故かいきなり、意味も無く重要容疑者扱い。
川くだりしていた(ほぼ観光者同然)のだから、どう考えても殺害は不可能だし、同船していた船頭さんが証人のはずなんですがね。。。

・余談
ホテルで浴衣姿の浅見ちゃんを目撃(♪)
ただ、中村俊介がでかいせいか、裄も丈もツンツルテン!!
とくに、袖口がひじあたりまで見えちゃってるんで、ものすごっくかっこわるい。。。(つд`)
最近の日本人は昔の日本人に比べてデカいんだから、着物のサイズも調整して欲しいよなぁ。。。

・毒薬を飲んでしまい、苦しみながらモーターボートから海に転落する岳野を、浅見と藤田編集長が助けに行くというシーン。
岳野が乗っていたモーターボートには、岳野の学生か、もしくは彼らが手配した運転手がいた。
ところが、岳野が海に落ちたにも関わらず、助けるどころかどこかにトンズラこいていた。。。
今回、最大の謎です。(´ー`)┌

・岳野を助けようと、浅見と藤田編集長は海にダイブ!!
スペシャルだからでしょうか? 体を張った演出なのですが、中村俊介の飛び込みはお世辞にもかっこいいとは言えませんでした。。。

・岳野とその妻を殺害した犯人・松岡小百合(とよた真帆)の自白で、彼岸花から毒性のある部分を抽出し、毒薬を精製したというが、そんな技術をどこで身に付けたのか?
一般人には到底無理だと思うのですが。。。
まだ、薬局や工場などから劇薬を盗んだという方が現実的というもの。

・岳野が松岡教授の前妻に毒薬を飲ませていたことを、小百合が黙認していたことに対して、岳野夫妻から恐喝を受けていたというが、実際、どのような恐喝を受けていたのかがはっきりしない。
岳野自身は、教授への昇進が目的だったようだが、小百合は特に行動を起こしていないし、金銭なども要求されていなさそう。
それどころか、小百合が恐喝を受けるいわれがない。
そもそも毒薬のことを知っていたという証拠がない。
知らなかったとしらきってしまえばそれまでなのに、何をあそこまで下手に出る必要があるのか。。。?
毒薬であることを知っていながら、教授恋しさのあまりそれを黙っていたほどの悪女なのに、恐喝ごときで、びくつくという心理が全く理解出来ない。

・岳野夫妻が小百合を呼び出す場所が、何故か急峻な崖の上というのが、いかにもなサスペンス的。。。(´ー`)┌
もしかして、突き落として貰いたいのか? と勘繰ってしまうほど、足場の悪い場所での恐喝泥試合。(笑)
そして、ありがちな揉め事で岳野・妻を殺害してしまう小百合。

・『あの男(岳野)は、悪魔ですっ!!』 と言い放つ小百合。
毒薬であることを知っていながら、松岡の前妻(しかも姉のような存在と慕っていたにも関わらず)を、黙って見殺しにし、まんまと教授の後妻となり、さらに恐喝者(邪魔者)を2人も殺害した小百合の方が、悪魔と罵られるに値する存在だと思うのだが。。。(´ー`)┌

・毒薬と知らずに薬草を飲んで死んでしまった松岡の前妻ですが、一見すると、悲劇の被害者という感じですが、よくよく考えてみると、旦那の論文を盗作するような男がくれた、どんな成分で出来たわからない薬草を “やせる” という一言で、何の疑問も持たずに、飲み続けるなんて早計なことしますかね、普通。。。
それも、教授の奥さんですよ?
教授の奥さんになるくらいですから、それなりに学や常識もあると思うのですが。。。

・犯罪の全てを独白した小百合は、車で逃走を図る。
それを追いかける浅見と軽井沢のセンセ。
ちょっとしたカー・チェイスですね。(笑)
ただ、ここで要注意なのが、無理に犯人を追跡すると、逆に追い詰めてしまう可能性高いので、慎重にと思っていたら、案の定、小百合はガードレールに突っ込み、崖から車ごと海にダイブ。。。
始めから自殺しようとしていたのでしょうが、女性にしては大胆な死に様ですよね。。。(´ー`)┌

・浅見ちゃんは、小百合が道成寺の清姫のように、蛇に変化して天に昇っていくという妄想を見ます!
そんなもん見てる場合じゃないだろうにと突っ込まずにいられない。
浅見らが追い詰めて自殺させてしまったにも関わらず、呑気に感傷に浸っている浅見ちゃん。。。(笑)
っつか、小百合さんまだ生きてるかもよ。。。(´ー`)┌




相変わらず、1番の悪魔はやはり浅見ちゃんですよね。。。(笑)
“大切なのもは、人の命” と諭しておきながら、あっさり自殺させてしまうってのはひどいよなぁ。。。







(  ゚_ゝ゚) { 『友情だの愛情なんてものは壊れる。だからこそ大事にしなきゃいかん。もっと大切なものは、人の命。』 の割には、小百合は見殺しですか。。。







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::: 金曜プレステージ ::: ミステリー・ドラマ ::: ★☆☆☆☆

ルポライターの浅見光彦が日本各地で遭遇した殺人事件の真相に迫るミステリーを3部作で送る第1弾。
山口・下関で事件が発生する。

::: 浅見光彦シリーズ28 ::: 2008年01月11日 放送

歴史探訪と観光スポットの取材で山口県の下関を訪れた光彦(中村俊介)は、帰途に就く高速バスの車中で果奈(松本莉緒)という女性と知り合う。
そんな中、光彦が赤間神宮の芳一堂で見掛けた古老の永野(勝部演之)が突然死亡した。
死因はアルカロイド系の毒物による急性心不全。
所持品には1通の封書があり、裏には「耳なし芳一」と書かれていた。
一方、永野の妻である依江(池内淳子)は光彦の母、雪江(野際陽子)の女学校時代の先輩で、雪江のあこがれの人だった。
光彦は雪江や果奈とともに再び山口へ向かい、事件の真相を追う。




特別企画として3週連続で、内田康夫ミステリー・浅見伝説三部作を放映。
伝説三部作でありながら、 “耳なし芳一” というまた地味な素材を持ってきたよ。。。
個人的には浅見シリーズの中でも歴史ミステリーを扱った、それこそ “伝説シリーズ” で三部作にすりゃいいのにと思う。

耳なし芳一がタイトル名として使われてますが、結局のところ、平家伝説がストーリーの根幹にあるので、耳なし芳一自体は物語としてはあんまり関係無いですよね。。。
単に、耳を失った兵隊と、耳なし芳一をダブらせたかっただけでさ。(´ー`)┌


内田作品では、戦争絡みで過去に因縁のある殺人事件(復讐劇)は、大抵犯人は年配の女性というのが相場。
今回は、池内淳子と長山藍子のベテラン女優が登場。
当然、役柄的にも池内淳子に目をつけてましたが。。。
びっくらこいたのが、犯人が誰だとか、どうやって殺害したのかということより、人間心理というか、描写があまりにも有り得ないというか、想像でもそれはしないだろうというようなシーンがあったこと。
著者のとんちんかんさに突っ込みまくりでした。。。










※ これ以降ネタバレしてます。




























犯人は池内淳子で単独犯というのが予想だったのですが、初っ端からその予想が裏切られます。
毒殺事件が起きる長距離バスの中で、被害者と接触した謎の女が、どう見ても “男” だったから。。。(笑)
グラサンをかけて、カツラもかぶっているのですが、顎のラインが男ですよ。。。もうバレバレ。
この設定もしかしてワザとなのかなぁと思いたい。
やはり、2時間ミステリーともなれば、ほぼキャスティングで犯人が割れてしまうので、視聴者をミス・リードさせるために、ワザと女装した男だと思わせたかったと。。。思いたい。(笑)

突っ込みどころはそれ以外にもたくさんある。
まず、今回のヒロイン果奈ですが、いきなり若い衆に追われているとかで、浅見を盾にして隠れようとするのですが、そもそも彼女が着ているコートがど派手な赤なんですよね。。。
そんな目立つ服装でうろつく方がおかしい。(´ー`)┌
さらに、人を殺したと短刀らしきものを振りかざす変な男の存在理由とか。
この人、最初にちょっと出ただけでミス・リードにもならない意味のない存在だった。
演出上、何がしたかったのか意図がまったくもって理解不能。(´ー`)┌
また、バスという逃げ場のないある意味密室で行われた犯罪であるにも関わらず、乗客を取り逃がすまぬけな警察とか、一体何千人殺害する気だよと突っ込んだほど、たんまりと毒薬(粉末)を用意して(普通そう簡単に用意できませんが)、マスク、手袋もせずにカプセルに詰めていた、大胆な犯人などなど。。。
穴だらけの設定にうんざり。

犯人に関して言えば、主犯は永野依江(池内淳子)で、共犯が有田稲子(長山藍子)とその息子だったわけです。
謎の女役が男だったことからして、共犯がいるんだろうなと思ったが、それに見合う人物が出てこなかったので、中々、依江か稲子かどっちが犯人かわからなかった。
そういう点では、後半まで引っ張ることが出来て良かったのですが、毒物が常備薬に混入されていたという事実で、あっけなく主犯が依江に決定してしまうオチがあまりにも単純。
それと、有田一家の人間性にも疑問。
有田俊明が何で戦後何十年と経ってから、戦争中の奥平の死の真相を依江に告げる必要性があったのか?
そんなことしたら、依江が復讐しようと決意したくなるのは自然だと思うのですが。。。
しかも、復讐はおよしなさいなんて、忠告するくらいなら、おまえが始めから真相を教えなきゃすんだことだろうに。。。
新たな悲劇を生む可能性が高いことがわかっていながら、真相を告げた俊明の人間像はどう考えても納得できない。
さらに、その妻である稲子も、いくら息子が共犯をすすんでかってでたとしても、それを諌めるのが親としての正しい姿だと思うのですが、息子を犯罪者にしてしまう母親という設定も不自然というか、無茶苦茶な人間像です。

この有田一家にしろ、主人公でもある浅見光彦は残酷な人間だよと思わざるえない。
道楽の探偵ごっこで犯人探しをして、その犯人を最後は追い詰めて自殺させてしまうんだから、ある意味1番の犯罪者は浅見光彦なのかもしれないね。(´ー`)┌







(  ゚_ゝ゚) { 『火の山で逢おう』 逢えずにストーカーする被害者(笑)







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