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::: ETV特集 ::: 環境・ドキュメンタリー ::: ★★☆☆☆

::: 2004年10月01日 放送

田んぼを一切耕さずに、おいしく優れた米を生産し、
小動物たちの生態系をも作りあげることができる農法 『不耕起栽培』
田んぼは人間の為だけでなく、自然環境にとっても大切であることを見直す動きが増えている。
新潟県佐渡島では、この農法を取り入れ、トキを野生化させようという取り組みが始まった。
新たな農業の可能性を探る。



『不耕起栽培』 は、20年前に農業技術研究者の岩澤信夫さんが考案した農法。
田起こしや、代掻きを行わない。
つまり、全く田んぼを耕さない稲作だ。
耕さないと土は固くなるが、稲は根を張ろうとより多くの栄養を吸収し、冷害や害虫に負けることのない強い稲になる。
結果的に、農薬や肥料を使わずにして、安全でおいしいお米が収穫できる。

不耕起栽培で重要なことは、一年中田んぼに水を張ったままにしておくということ。
雑草が生えないので、除草の手間が削減できる。
また、稲の切り株が早く腐り、動植物プランクトンが発生し、それをエサに昆虫が田んぼに棲息するようになる。
さらに、昆虫を食べに小魚や鳥もやってくる。
田んぼが、小さな生態系をつくるようになる。
絶滅が心配されている、昆虫や魚なども棲息できる。


新潟県佐渡島では、オリの中でしか見れないトキを、野生化させ、昔のようにトキの棲む島にしようという計画があがった。
田んぼをトキのエサ場にと、稲作農家の協力を求め、不耕起栽培の取り組みが始まった。
また、滋賀県琵琶湖周辺の農家も、年々汚染が広がっていく湖水浄化のため、耕起栽培を取り入れることを決めた。
田んぼにタニシが棲息すれば、彼らが汚れた水をきれいにしてくれるからだ。

完璧とも思える農法だが、欠点もある。
不耕機用の田植え機が必要なこと。
高価な農機の為、県で費用を援助できればよいが。
また、個人が勝手に水を引くことが認められていない制度 『水利権』 がある。
そして、農家の決断だ。
今まで行ってきた農法を捨てるといっても過言ではない。
必ず成功する保証がない上、大失敗すれば、生活に影響する。
不耕起栽培に踏み切れない農家も多いだろう。
しかし、徐々に不耕起栽培を中心に田んぼのあり方や、自然環境を見直そうと、地域一体となって取り組む例が増えているそうです。


お米は、スーパーで買うのが日常なので、考えたこともなかったです。
お米に限らず、食料は 『自然の恵み』 という言葉を実感しました。
恵んでもらうだけでは、自然を枯らし、貧しくするだけなんですね。
田んぼだけの力で作物が実るのではなく、そこにたくさんの小動物たちが生きての恵み。
恵んでもらった分、育ててもらった分、還元すれば、再び豊かな作物を与えてくれる。
不耕起栽培は、生産するだけだった田んぼが、自然環境にとっても重要な役割を担っていることを教えてくれました。





(  ゚_ゝ゚) { 生き物の棲まない田んぼで作られた農作物。。。食べるのに勇気がいる。






テーマ:TV番組 - ジャンル:テレビ・ラジオ






::: ETV特集 ::: 企業・情報 ::: ★★★☆☆

::: 2004年03月06日 放送

企業に対するクレームの内情と、その対応の死闘を執筆した本がベストセラーとなった。
本をもとに再現VTRで難クレームを紹介し、どう解決したのかを、著者の説明を交え、企業が必要とされているのものは何かを探っていく。



川田茂雄さんの著書 『社長を出せ! 実録クレームとの死闘』 が30万部のベストセラーとなった。
彼は21年間、大手カメラメーカーのクレーム処理担当として勤務し、対応したクレームは500件にのぼる。
扱ったクレームの中には、正当なものばかりではなく、

『カメラが故障してて、海外出張の写真が撮れなかった。旅行費用100万円弁償しろ。』

などというバカげたクレームもあり、警察沙汰になるほどの悪質なクレーマーもいる。
もはやクレームとは呼べない。
こうしたクレーマーは年々増えているとのこと。
また、クレーマーが自身のウェブ・サイトで内容を暴露して、企業に大ダメージを与えることも少なくない。


一番の問題は、クレーム処理の情報が、社外や社内に流れてこないことにあるそうです。
それには、自社の商品に絶対の自負を持っている企業が多く、謝罪し、新品の商品と交換すればいい、という購入者の気持ちを無視した、一辺倒の対応をしてきたことに原因がある。
しかし、現在はそれで納得しない客が増えてきた。
不具合の原因がわからないと気がすまなかったり、交換ではなく、修理を希望する人もいるのだ。
購入者の使用方法に問題があると思われていたクレームも、時間をかけ丹念に調べたら、欠陥商品であることが判明した例もあるそうです。
これらのことから、クレーム処理を担当する人間の役割は、企業と消費者との橋渡し役であり、
その業務は両者にとって、非常に重要なものであることがわかる。

クレーム担当部門に求められる能力は、

1.真のクレーマーの声を真摯に受け止め、何を要求しているのかを正確に理解し、誠意を持って多種多様な対応をする。
2.クレーム情報を社員に把握させ、きめこまやかな商品開発や営業につなげる。
3.クレーム情報を隠蔽せず公開することで、消費者に商品や企業に対する不信感を払拭させる。

という要素が必要不可欠になると思います。


以前、1人の男性のウェブ・サイトが大反響をよんだ問題がありました。
とある牛丼屋で男性が食べていた牛丼の中から、カエルの胴体が出現した。
被害者(?)に対する牛丼屋側の担当者の対応が粗悪であったため、その対応に納得できず、不信感を募らせた男性は、企業側とのやりとりを、男性自身のサイトで大公開。
偶然そのサイトを見てから、その牛丼屋の牛丼が食えなくなりました。。。 (´ー`)┌
一昔前だったら、 『あら、ごめんなさい。気をつけます。』 で済まされていたことが、今や対応した担当者の言葉一つで、その企業を倒産にまで追い込むほどの勢いに発展するんだねぇ。
怖い怖い。
けど、 

『あんたの使い方が悪いんじゃないの?』

『新しい商品と交換すりゃいいんだろう?』

みたいに、 “いちゃもんつけにきた客” のような対応されたら無茶苦茶腹立ちますよね?
悪質クレーマーもそんな対応があったから、復讐の鬼と化したんじゃないのか? (´ー`)┌





(  ゚_ゝ゚) { 真摯にキャッチ、誠意でキック!!(ケルノカヨ)





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